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正月だったか見るものがなくて、TVのチャンネルを変えていたら、
細木数子の特番をやっていて、ちょうどラストで占いのおさらいをしていた。 その中で、日本の将来について語っていて、 30年後には日本はなくなっていて皆難民になっている、と言っていた。 だからTVに出ている、ような発言。 それを聞いてちょっとドキっとしてしまったのは、 前の会社に入社したての頃、7、8年前かな、 その頃あるヴィジョンがしきりと頭に浮かんでいたのを思い出してしまったからだ。 父親が公務員だったせいか、 世間知らずの私は、その会社(というか工場)に勤務するようになるまで、 ほとんどの人がホワイトカラーだと思っていた。 つまり工員はほんの一握り、そして大卒が当たり前。 ところが、実際は高卒のブルーカラーの方が圧倒的に多い。 私は学歴社会を肯定するつもりもないし、 日本の零細企業が世界レベルの仕事をしている事も知っている。 勿論誇りに思っている。 だが、当事は全く知らなかった。 日本が経済大国だという事も実感していなかった位だから。 (頭で解るのと実感するのとは全然違うでしょ?) 前置きが長くなってしまったが、 とても冷たい言い方をすると、 使える人間は、10人に1人いればマシというのが現実。 だが、総中流意識はそれを感じさせなかった。 当事、不良債権問題や住専問題など、 バブル時代のゴミが隠せなくなっていた。 また、税制の改悪も進んでいた。 このまま行くと、上流階級と下層階級の二極化が進み、 アメリカ並になるだろう、と述べる有識者が出始めていた。 私もそれらを読んで、大きな危機感を抱いた。 そして頭の中にしきりとある映像が浮かぶようになった。 それは、昔の南米等への移民と同じように、 日本で生活できなくなったブルーカラーの人々が、 移民船に乗り込み次々とアジア各国へ移民していく、という光景。 日本には、ほんの一握りのエリートのみが残り、 安い給料で外国人労働者が、汚い仕事やサーバントに従事している。 空洞化してしまった日本の姿。 現在、フリーターやニートなど、働かない、もしくは働けない若者達が増え、 企業は業績が悪化すると簡単に労働者を切り捨てる時代になっている。 終身雇用は、もちろん組織内でしか生きられないという短所はあったが、 従業員の家族までをもカバーする優れた制度でもあった。 アメリカのSF小説で、それを理想社会として描いた作品もあった位。 バブルによって皆の感覚が麻痺し、 幻想だったと知りつつもレベルを落としたり、 意識を変える事が出来ず、数々の問題を引き起こしている。 現状しか認識できず、将来像を描けなくなってしまっている人が多いのではないだろうか。 気付かぬ内に、日本社会からドロップアウトしてしまい、 それを受け入れる事さえ否定してしまう。 官僚・政治家にしても、同様に癒着が癒着を呼び、 税金を自由に使える金としか見られず、 垂れ流しにする。 この先多くの地方自治体が破綻していくでしょう。 もちろん日本の根幹は更に揺らいでいくでしょう。 綺麗事を並べた不等な税が増え(福祉税だとか環境税だとか)、 弱者を切り捨てていく社会へと変貌するでしょう。 いや、既に始まっている。 いずれ大量に抱えた米国債は暴落し、国として立ち行かなくなり、 その頃には大企業は皆海外へと拠点を移している。 そして、税金を納められず、保険診療も受けられず、将来の補償も得られない そんな多くの人々が、一縷の望みを託してアジアへと移民していく。 そこに待ち受けるのは更なる過酷な現実。 単なるヴィジョンとは言い難いと思うのは私だけなのでしょうか。 ■
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by Nixe_ll88
| 2006-01-15 16:01
| 時事
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