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数日前に読了。
幻想的で不思議な悲恋物語でした。 暁の女王たるシバの女王バルキスと精霊の王ソロモンのお話です。 私はこの二人の恋物語とばかり思って読んでいました。 実際には、バルキスとイスラエルの神殿を建造したアドニラムとの恋物語であり、 ソロモンの嫉妬により仕掛けられた陰謀によってアドニラムは殺害、 それを知らずに出会う約束をして、バルキスはソロモンの元を去る。 バルキスを失ったソロモンは悲嘆に暮れ、 その後、精霊により不死の体を得るが、最後は神殿もろとも崩れ去る、 という何とも幻想的なお話でした。 フランスの狂気の詩人ジェラール・ド・ネルヴァルが書き綴るだけのものがあります。 「ソロモンの指輪」って、精霊を召還し従わせる力を持った有名なものなんですね。 何となく聞いた事がある程度で詳しく知りませんでした。 ただこの本、平成元年に再販された カドカワリバイバル・コレクションというシリーズの一冊で、 初版は昭和27年、 つまり旧字、旧カナ。 学生時代に仏典等を読まされたので大体読めますけど、 今時の人はぜ~ったい読めません! それに、旧約聖書を知らないと意味の分からない記述が多い。 どこの何人の何王の系譜がどうのこうのと、お手上げでした。 途中、トバル・カイン(つまりアベルとカインのそれ?)の亡霊(?)など、 語っている事の意味がやっぱり分からない・・・ だから飛ばし読み。 それらが理解できれば、より興味深く読めたのでは?と思いました。 おっと急に家の用事で出掛けろ、との命令が・・・涙。 ちょっと書き足りない気がしますが、ひとまずここまで。
by Nixe_ll88
| 2004-07-13 10:58
| 文学・美術
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