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GWに出かけた時、友人との待ち合わせより1時間早く到着してしまった。
そのため&手持ち無沙汰時の本を忘れたため、久々大手の本屋へ。 そこでいろいろ眺めていて、ふと、馬場あき子女史の『鬼の研究』であとがきを書かれていた、 谷川健一著『魔の系譜』を衝動買い。 崇徳上皇の怨念や犬神、義民など・・・魔と恐れられ祀られた数々の事例を紹介しています。 始めのほうはゆっくり読めなかったので頭に入っていない(笑うしかない・・・)。 読了後再読決定です。 どうしてなのか、「魔」と名のつくものに魅かれてしまいます。 主に日本。 (西洋はなぜかちょっと怖い) 「魔」とは、大和政権に神の座を貶められた国ツ神であったり、 政治的陰謀により貶められ、憤死した者であったり、 筋モノと言われ(狐つき、犬神つきなど)差別された者であったり、 無実の罪により非業の死を遂げた者たちを「魔」として恐れ、 祟りを恐れて祀る、という逆転現象に見られる、 一種独特の日本人の宗教観から来ている気がする。 浮かばれぬもの達の慟哭を感じる時、不思議と心が騒ぐ。 自分でもなぜそのようなものに強く心魅かれるのか理解できない。 もしかしたら、どこかで「生まれてこなければ良かった子」という意識が、 死後何百年も祟りなす怨霊に同調してしまうのかもしれない。 市川氏もあとがきで、この本を読む者は魔を心に秘めている、というような事を 書かれていた気がする(すいません、確認してません)。 今は忍従の時。 来年1月にはひとつの段階を乗り越える。 その後、ある縛りから開放された私自身の今後の生き方が決められる気がする。 あと少し。 それまでに、どこまで己れを本来の姿に近づけられるかが勝負だと思っている。 まだまだ偽りだらけであり、確かな自分というものを何一つ持っていないが、 すこしずつ、太古の遺跡を発掘するように細心の注意を払い、 掘り起こして行きたい。
by Nixe_ll88
| 2006-05-14 19:58
| 夢・心理学・民俗学
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