カテゴリ
最新の記事
以前の記事
最新のトラックバック
ブログパーツ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
昨日、去年も行われていた某女子大の公開授業へ行ってきました。
河合隼雄氏の『日本神話の中空構造』と題されたもの。 でも、所謂公開授業、『日本神話と日本人の心』をかる~く解りやすくした内容。 相変わらず軽快な語りで楽しませてもらいました。 上記の本を読んだ方ならご承知の、 古事記に出てくる神様たち3組を図にしたプリントを渡されました。 つまり、天地のはじめの3神、タカミムスヒ・アメノミナカヌシ・カミムスヒ。 そして、父親から生まれなくてはならなかった アマテラス・ツクヨミ・スサノオ。 アマテラスとスサノオの諍いは有名ですね。 他の国の神話と違うのは、両者が絶対的悪でも善でもない。 だからスサノオは殺される事なく出雲で英雄となる。 ここで中空構造の本質、アメノミナカヌシ(天の中心)とツクヨミが何もしない、 という事が問題となる。 その他のどちらかの神が中央に来ようとすると必ず何かが起こる。 そして、中心は空になる。 私はやじろべえを頭に浮かべたけど(はい、某有名書店のコメントは私です) 河合氏は、穴の小さなドーナツ状の図を頭に描いていた。 確かにいろんな神を同居させている所などはこちらの方が解りやすい。 マンダラを連想させもする。 河合氏はずっと欧米と日本を比べていたため、 昔は母性原理と父性原理という言葉で日本と欧米諸国を対比していた。 だが、アジアに目を向けるともっと母性原理が強いという。 日本は、母性原理と父性原理を使い分け、バランスを保っているという。 なかなか国内にいては、その感覚を実感できないが、 氏曰く、アジアの中、つまり非キリスト教国の中で先進国入りしているのは、 唯一日本のみ(これからはどうだろう?) 母性・父性原理の使い分けによるのでは、と言っておりました。 簡単なレポを作成する予定ですので、 興味があったら読んで下さいね。
by Nixe_ll88
| 2005-07-17 16:31
| 夢・心理学・民俗学
|
ファン申請 |
||