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ETV特集『続報 放射能汚染地図』6月5日放送について(1)
上記のつづき ~VTR~ ナレーション:木村さんに調査を依頼した酒井忠平さんです。 酒井さんは、原発から28kmの地区に住んでいます。 本当に放射線の影響はないのか、不安を感じていました。 木村さんは、岡野さんの測定器を乗せた車で、 いわき市全域を走る事にしました。 まずは、いわき市を南から北に磐越自動車道を走ります。 放射能の値は毎時1μSv未満という比較的低い値を計測しました。 木村氏:今、小野インターチェンジを出た所で、0.12、13・・・ その位の線量ですね。 それ程高いという程ではありません。 ナレーション:次に、鉄道に沿って住宅街を走ります。 木村氏:ちょっと低い位ですね。 (画面のサーベイメーターは、0.09μSv/h) ナレーション:ここも放射線量は高くはありません。 ナレーション:更に山間に車を進めました。 酒井さんの住む志田名(しだみょう)地区です。 測定値は急上昇し、毎時2μSvを超えました。 これまでの倍以上の高い数値です。 木村氏(畑の側で測定し):やっぱり、3.1μSv/h、3.14、3.11とか。 結構高いですよ。 今これだけだったら、飯舘と変わりませんからね。 ナレーション:いわき市全体の放射能汚染地図です。 ナレーション:殆どの地域が、1μSv以下の青色を示しています。 しかし、市の北部の山間部には、 放射線量の高いホットスポットが点在してました。 ナレーション:志田名地区で農業を営む大越フクさんです。 大越さん:ばあちゃんの野菜畑(笑)。 木村氏(ビニールハウスの中に入り):あー、ばあちゃんの野菜畑。 ナレーション:大越さんは、ハウスの中で自家用の野菜を栽培しています。 大越さん:このハウスの中でも、どうかなと思うけんちも、 いいや、いいやと思って食べてるんだ。 木村氏:高いけれども、空間線量として高いけども、1.41・・・ ナレーション:ハウスの中の値は外とあまり変わりません。 木村氏:高いね。 大越さん:高いね。だめか。 木村氏:だめかもしれん。 (大越さんの泣きそうな微妙な表情・・・) ナレーション:大越さんの娘のキヨコさんは中国製の測定器を買い、 毎日自分で放射能を計っています。 大越キヨコさん:1.18ですね。 取材班:おいくらだったのですか。 大越キヨコさん:これね、49000円だから、5万位かな。 それこそ孫のために、早くこっちの学校に戻って来られるように、 と思って買ったんですよ。 (孫は広島に一時避難中) ナレーション:いわき市が、緊急時避難準備区域などから外れたのは、 国が、市の中心部で計った放射線量が低かったからです。 北部でホットスポットが見つかった事を、 市はどう受け止めているのでしょうか。 いわき市副市長 伊東正晃さん: そこで見つけて頂いた数値の中では、いわきは高い所でも1(μSv/h)台という事で、 2.0μSv以上のものはそこにはなかったという事でした。 本当にきめ細かいという意味では、出来ていなかったと思うのですね。 その、あるいは支所なりの単位の中で移動しながら計って頂くという数値でしたので、 必ずしもちゃんとピンポイントと言うのですかね、ホットスポットと言われる所に ピンポイントに当たっていたかどうかというのは、 あったかと思いますけれども。 ナレーション:今回、高い放射線の値が見つかった地域では、 殆どの農家が作付けを控えています。 (木村氏と依頼した酒井さん達がたんぼを見て回る) 酒井さん:これ、あの先生に見てもらって、耕しても良いか悪いか 出て来るでしょうから。 木村氏:そうそう。 酒井さん:皆それを待っているんですよ、これやらないで。 木村氏:そうなんですよね。 ナレーション:今後、この地域で生活を続けて行く事は可能なのか。 それを明らかにするため、木村さんは地区の土壌も細かく調査していく必要がある、 と考えています。 木村氏:はい、サンプルひとつ完了。 (土壌の土を採取するシーン) ~スタジオ~ 柳澤氏:木村さん、この調査結果、どういうふうに受け止めれば良いのでしょう。 木村氏:これはあくまでも1点でしかまだ取っていない所なのですよね。 現在のこのデータが出ているのは。 木村氏:それも、土壌から0から5cmの表層に近い所でのデータを、 これは示しているのですが、この中では3点、 同じ地域で同じ地点で3点取っているのですがね、 これの中で、セシウム成分がというのを見て来ました。 木村氏:で、ヨウ素成分は、1000分の1以下に減衰していますので、 セシウム成分だけを取ってみても、 チェルノブイリの第2ゾーン、義務的避難区域という所に匹敵するような レベルになっている、と。 ただし、これはあくまでも1点ですので、これを先ほどのように、 点を拡げて行く、点の数を増やして行く事によって、 その拡がりを見て行くというのが、今後調査結果を待っているという事です。 柳澤氏:かなりやはり広範に調べて行かなければいけないという事になると。 木村氏:そうですね。 1点では何も言えませんので、何点も取って、 きちんとした評価をして行かないといけないと思います。 柳澤氏:岡野さん、今後調べて行く上で、最後になりますけれども、 岡野さんからご覧になって一番大切な点というのは、 どういう所になりますか。 岡野氏:やはり、どういう種類の放射性物質があるかという事を、 明確に把握するという事で、 それが、外部から来る放射線とか、それを通して食べ物にどう入って来るかという事を、 的確に捉えて、それの対応を考えるという事が、非常に大事だと思います。 柳澤氏:これまで、過去の蓄積というのは、我々いろいろ経験して来ていますけれども、 それだけではなくて、やはり新しい教訓というものを生かして行く考え方が、 必要になって来るという事ですね。 岡野氏:そうですね。 新しい教訓ばかりでなく、過去の教訓を非常に参考にして、 役立てなければいけないと思います。 柳澤氏:はい、ありがとうございました。 ご覧頂きましたように、私達はこれまでに経験していない 新たな時代に足を踏み入れているのかもしれません。 そんな事を大変強く実感させる報告になりました。 参照:原発敷地外からプルトニウム検出(NHKニュース) 6月5日 19時33分 参照動画:2011.6.5 続報・ネットワークでつくる放射能汚染地図 Dailymotion
by Nixe_ll88
| 2011-06-08 15:41
| 政治・反戦
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