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はい、11月あたまに、3泊4日で、ひとり湯治をしてまいりました。
なかなか「ひとり」宿泊コースってなくて、 いろんな温泉を漁った挙句、 水上温泉のホテル聚楽におちつきました。 高崎駅から上越線で1時間ちょっと(鈍行です)。 だんだんと山の風景へと移り行く様は感慨深かったですね。 水上駅への送迎バスがあり、 マイクロで満員になる程人がおりました。 湯治目的って事で、ふとんの上げ下ろしや、掃除も断りました。 化学物質過敏症だからって事で事前に連絡を取り、 ビールやミネラル炭酸水、有機野菜ジュースの持ち込みの了解を取りました。 理解して頂けたようで。 で、温泉は、午後2時~午前2時、午前5時~10時、 のシフトで男湯女湯入れ替えになるのですが、 午前中は9時前後、午後は2時過ぎに行ったら、 ほぼ「貸切」状態! 露天に内湯にジャグジーに、と堪能致しました。 昼間は近場の散歩。 昔の水上温泉街を知っている身としては、一言、 「・・・寂れている・・・」 というのが感想。 上越新幹線が開通した後、あまり人が立ち寄らなくなったそうです。 町ぐるみの再生を・・・と思ったけど、 容易ではない感じですね。 微妙な気分です。 出掛ける時は必ず本を持って行くのですが、 手頃な本が見つからず、 坂口安吾の『堕落論』なんて引っ張り出してしまいました。 学生の時に読んだけど、全く見事なまでに覚えていない。 結局大して読めなかったが、 いいねぇ、 なんか、湯治している気分、 気持ちだけ文豪になってみました。 で、つくづく、太宰よりは安吾だな、と思いました。 斜に構えて、世の中をおちょくっている所が。 ただ私もいい年なので、面白いけど・・・的な距離感。 多感な時代なら、どっぷりって事もあるのかなぁ。 プチ旅行記もどきでも・・・と思ってはいるのだが、 PCが前ブログのような状態なので、 まだ画像を取り込んでおりません。 そうそう、今年の紅葉は綺麗な色づきにはならなかったようですね。 お土産屋の方もおっしゃっておりましたが、 赤が赤茶になっていて、鮮やかさに欠ける。 まあ、紅葉と谷川岳の雪の対比が見られたので良しとしましょう。 そんなミニ湯治でした。
by Nixe_ll88
| 2009-11-16 11:18
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