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先日のブログで、友人の旦那さんの急死について書きました。
人の儚さを思う。 結局、化学物質過敏症の私の代りに、顔見知りである母に告別式に行ってもらいました。 珍しい神式。 榊を供えるそうです。 納棺まで見られたとの事。 大変静かな寝顔のような顔をしていたと言っていました。 私は後日、手土産を持って直接友人宅へ行く事にしました。 26日火曜の夜に電話しました。 旦那さん、最近女子アナが自殺した事でも名を知られるようになった 「線維筋痛症」の疑いが濃厚だったようです。 とにかく全身が痛い。 立っていれば、足の裏が痛く、 座っていれば、床に触れている部分が痛く、 寝ていれば、布団に触れている部分が痛い。 立ったり座ったり横になったりの繰り返しだったそうです。 難病とされ、原因不明、痛み止めは一切効かない病気です。 国立病院へ通院していたそうですが、 何の検査をしても全く異常が見られないため、 特別内科へ回されたと言っていました。 その内科は、原因不明の患者が行き着く場所だそうです。 そこで、「線維筋痛症」か、もうひとつ病名の候補を挙げられたと言っていました。 奥さんである友人が出勤している間に、 その旦那さんはネットでどういう病気か調べていたそうです。 友人が帰宅したらPCのコンセントが全て抜かれていた事があり、 その時、一度目の自殺未遂をしたと言っていました。 痛み止めが効かない、ひたすら痛みと闘い、 しかも死ぬ事はない病気。 将来を悲観し、痛みに耐えられなくなるのは容易に想像がつきます。 2回、未遂を起こし、同じ市内で働く次男に、定休日にそばについていてもらったそうです。 翌日、長男に帰ってきてもらおうと思ったが連絡が取れず、 次男も大丈夫だろうと言うので、友人は出勤しました。 帰宅すると、ふろ場で首を吊っていたそうです。 急死をしたと聞いただけでもショックだったのに、 その事実を聞いて、呆然としてしまいました。 死んでしまったら今までの経験値が無に帰してしまうじゃないですか! もう、ショックと怒りと悲しみと・・・ どうにも心が乱れてしまいました。 その二日後、28日(一昨日)、焼香だけのつもりで友人宅を訪れました。 何と言っても、祭壇がある内は花だらけだからです。 花に吹きかけられた殺虫剤は、かなり凶悪なものがあります。 以前、母が告別式で貰ってきた6本の菊で私は体が動かなくなりました。 有機リン中毒です。 覚悟を決め、手を合わせたら帰るつもりでいたのですが、 その友人が寂しかったらしく、 コーヒーを出してもらったりして、 活性炭マスクを外した状態で5時間位帰してもらえませんでした。 その日は、息子が夜のシフトが入っていて夜中の1時まで仕事と言っていました。 気持ちの上では息子さんが帰って来るまでいてあげたかったのは本当です。 今に至るも花の殺虫剤による有機リンの中毒にやられていて、 実のところ、とても文章など書く余力はないのですが、 じっとしている訳にはいかない。 「線維筋痛症」については後述するとして、 何で死を選んだのか、悔しくて悔しくて仕方ありませんでした。 もともと旦那さんは、図太いようでいて、神経は細かかったそうです。 だけど、まだ検査中で病名も特定されていない状態で、 悲観するのは早すぎます。 その友人の祖母が霊感が強く、 自殺すると地獄へ行く、と言っていたそうです。 地獄というものが本当に存在するとは思いませんが、 地獄のような後悔の闇に閉じ込められているのではないでしょうか。 人は、自分の人生のおおよその青写真を作って産まれてくると言われているようですね。 だから、辛い家庭環境や辛い人生経験も、 全て自分で設計して来たものなのではないでしょうか。 いくつものハードルを設けて、それを乗り越えながら、 壁をひとつひとつクリアしていく。 でも途中で投げ出してしまえば、それらの経験値がリセットされ、 またやり直しになってしまう。 そんなの、生きてきた意味がないじゃないですか? 自死は決して美しいものではありません。 単なる敗者でしかありません。 つい最近まで死の誘惑と私は闘ってきました。 だから、敢えて「自死」=「敗者」と強調させてもらいたい。
by Nixe_ll88
| 2008-08-30 15:54
| ひとりごと
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