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とうとう選挙の日が来ました。
1ヶ月前から殆ど鎖国状態になっていたというイラク。 候補者は、ポスターは貼れど、名前は明かさず、 一般人は誰に投票するのか知る由もないらしい。 また、テロ等に巻き込まれるのを恐れ、 投票に行く人の数は相当少ないのでは、といわれている。 ただ、クルド人や一部シーア派等投票率は50%は超える見込み。 だが、所謂イラク人による選挙とは言えないものになるのは確実。 投票用紙が高値で売買されているとの噂もあり、 選挙が単なる仕組まれたアリバイ的なものでしかないのは明白です。 石油産出国なのに、暖房に使う灯油さえなく、 停電は当たり前、断水もひどく、インフレも激しく、 かつてない悲惨な状況の中、イラクの人々は生活している。 事態は悪化する一方。 静かに見守りたいと思います。 昨夜BSの再放送で、イラク帰還兵のPTSDについての番組を放送していた。 退役軍人専用のPTSD治療を目的とする病院を紹介していました。 そこでは、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争で傷ついた人達が、 治療を受けている。 イラク帰還兵の若者は、民間人を殺してしまった自分を受け入れられず、 大変苦しんでいました。 また、軍曹だった男性は、デモ隊から発砲されたため打ち返し、 部下もそれに従った。 その後、犯人と武器を探しにそこへ向かうが、 そこには一般人の死体しかなく、 アメリカのため、大統領の命令で行った行為だから、 と自分を説得させるが破綻を来たし、 最後退役させられてしまった。 今でも悪夢にうなされ、心の安らぎを失ってしまったと言っていました。 イラク駐留軍には専門のメンタルケアスタッフのチームが在中しており、 少しでもストレスを感じた軍人に対し、ケアを行っている。 たとえ民間人を殺してしまったとしても、武装勢力は民間人の中に紛れており、 どこで攻撃されるか予想もつかないのだから、 それは悪い行為ではない、とカウンセリングをする。 私はふと、カウンセリングではなく、一種のマインドコントロールではないのか? と思ってしまいました。 皆苦しむのは一般の人達。 ただ平和に暮らしたいイラク人、 アメリカのため、正義のためと意欲に燃え出兵したアメリカ人、 どちらに悪があるとも思えない。 大国の思惑、政府首脳人の思惑、 ただそれに振り回されているとしか思えない。 アメリカはベトナムでの失敗をまた繰り返そうとしている。
by Nixe_ll88
| 2005-01-30 15:12
| 時事
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