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第73回原子力資料情報室 緊急!公開研究会
『福島原発で今なにが起きているのか』 3月29日18:30より開催された。 18:00からは、 チェルノブイリ原発事故のドキュメンタリー 『サクリファイス』を上映。 その後続けて開催された。 講師は、 後藤政志氏(元原子力設計技術者、博士(工学)) 小倉志郎氏(柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える技術者・科学者の会) 上澤千尋氏(原子力資料情報室・原子炉安全問題担当) 途中飛び入りで、 京都大学原子炉実験所元教員の海老沢徹氏も参加された。 Twitterにて、視聴しながらつぶやいたものに手を加え、 以下に掲載したい。 参照:Ustreamアーカイブ 3/29 第73回CNIC公開研 1/3 3/29 第73回CNIC公開研 2/3 3/29 第73回CNIC公開研 3/3 まずは、3月11日大震災被災者への1分間の黙とう から始まった。 ※毎回記しているが、誤字脱字・理解不足故の文章の誤りもある事を ご承知おき下さい。 ( )は補足等 澤井氏:M9という巨大地震で多くの方が被災、津波が福島・女川・東海原発を襲っている。 この場で話すのは福島第一の原発について。 政府・東電・保安院・安全委員会等十分な情報出さず、 (原子力情報資料室は)何が起きているか(推測をしつつ)情報を発信してきた。 原子炉は今でも危機的状況である。 主な推移について上澤氏(に説明して頂く)。 その後、後藤氏・小倉氏よりコメント頂くという予定。 <上澤千尋氏による説明> 事故の経過をざっくりと振り返りたい。 3月11日14:16に東北太平洋地震、大きな津波が原発を襲った。 女川原発1~3号、緊急自動停止。冷温停止。 東海第2原発、電源使えたため冷温停止。 六ヶ所は非常用ディーゼル起動、その後電源復旧。 福島第ニ、1~4号機、電源復旧でき何とか冷温停止。 福島第一は、津波により大きな損傷を受けた。 (パワポで画像示し説明) 電源喪失し、非常用ディーゼル一端立ちあがったが、津波で機能を喪失。 冷却できず、使用済み燃料プールに問題起きる。 (正門でのモニタリングデータの表を元に事象とデータの比較) 測定の結果、かなり広い範囲で(放射性物質による)汚染が拡大。 北東側といわき市が比較的高い値。 文科省のSPEEDI、3月23日にようやく公開。 SPEEDIのシミュレーション、後になって公開(意味ない)。 ドイツ気象庁が放射性物質の拡散シミュレーションを公開している。 原子炉内様々な放射性物質がある。 ヨウ素131やセシウム137など検出(されている)。 今朝になり、プルトニウムも検出。 (5か所で採取したうち、2か所で検出) 原子炉が大きな破損を起こしている事を示す。 以上です。 澤井氏:原発耐震性が大きな問題になるが、 原子炉の危機的状況について後藤氏に話して頂く。 福島第1、第2の耐震性バックチェック行われ、東電HPに公開されている。 (その内容について読み上げる) あまりにお粗末な結論。 *補記・・・以下の資料かと思われるが未確認 「敷地周辺の地質・地質構造及び基準地震動Ssの策定について」H21.7.13 <後藤政志氏による説明> (私は)元東芝で原子力プラントの設計担当。 (地震当日は調布市におり、そこで一泊して翌日に帰宅した。 そこで初めて原発の情報に接する。) 地震翌日に格納容器の圧力が2倍(になっており)、 燃料が破損していると直感した。 福島プラントは設計していないが、女川等一部に携わっている。 格納容器がどの位もつかを研究(してきた)。 まさかベントを行うような状態になると思わなかった。 放射能を閉じ込める格納容器が破損するかどうかというギリギリの状態に。 技術は細分化されており、全てを把握している訳でない。 データが極めてプアな状態での説明になる (パワポにて原子力プラントの説明) 原子炉直径7~8m、外側が格納容器、下のドーナツ状が圧力抑制プール、 格納容器の中に圧力容器。 横にタービン建屋、大きさはこちらの方が大きい。 今問題になっているのはタービン建屋に溜まった水。 理解の範囲内で話したい。 もともと初めに地震、全電源喪失事故が起こっている。 家で言えば停電。 電気が全てを制御している。 原子力プラントは安全に停止と発表(された)。 だが、津波によりダメージを受け(ていた)。 (電源喪失すると)非常用ディーゼル発電機が起動し、 ポンプが駆動し、冷却を継続する事になっている。 だが、(非常用ディーゼル起動せず) 炉心の冷却出来ず、炉心溶融が起こって来た。 タービン建屋に何らかの原因で汚染された水が溜まっているという状態になっている。 燃料はジルコニウム管の中にウランを固めたペレットとして入っている。 冷却系か他の場所から出たのか不明だが、 タービン建屋に高濃度の(放射性物質含む)水が溜まっている。 放射性物質は格納容器に入っていなければならない。 格納容器のバウンダリーが壊れた、最後の砦が突破されたと言う事になる。 まず出た水をどうにかしなくてはならない。 復水器に戻そうとしているが、2,3号機は満杯で入らない。 原子炉で冷却しているため、水はどんどん漏れてくる。 復水貯蔵タンクへ入れようとしている。 (私個人としては)バージという米軍が使う真水を入れる専用の船に、 汚染された水を入れるというアイデアを持っている。 船は(汚染された水を海に)流出はさせないため。 マスコミ報道で、原子炉の底が1~3号抜けているという発表(があった)。 それは大変な問題。マスコミはそこを取り上げない。 (原発安全性の三原則は「止める・冷やす・閉じ込める」である。) 原子炉は熱を発し続ける。年単位で。 冷やし続けなければならない。 正確さは欠けるが、ウラン21トン、石油30万トンタンカー5隻分のエネルギー。 たった小さなペレットだが、熱的には大型タンカー何隻分。 冷却継続の必要がある、そうしないとメルトダウンする。 「止まりました安全です」は全くばかにしている。 ちゃんと評価し発言していないため。 圧力容器内の圧力が上がると逃し弁から圧力を逃がす。 自動的に圧力抑制プールに吹き、減圧するようになっている。 原子炉はドライウエル、下のプールをウエットウエル、繋ぐ管をベント管(と言う)。 放射能を格納容器内部で押し込められない場合は運転してはいけない。 本来外に出す弁があるのはおかしい。 だが、安全のため後から付け足した。 冷却できないと燃料が熱くなり、水が蒸発し、(燃料が溶けだし)水素が発生。 水素が(外部に)漏れ、水素爆発が起こった。 格納容器内は窒素が封入されているため、その内部ですぐ爆発が起こる事はないと思う。 圧力容器内、燃料が熱持ち、外のジルコニウムが溶け、中のペレットが溶ける事になる。 「原子炉の底に穴が開いているイメージ」について推測。 制御棒駆動機構(制御棒が燃料に入り反応が止まる)の スタブチューブ の溶接部が弱いため、 そこが溶けたと考えられる。 スリーマイル島の事故があったが加圧水型で炉タイプは違うが、 (福島原発は、沸騰水型) 熱をもっていて調査できなかった。 10年後(になってやっと原子炉を)開き、まだ研究中。 福島もどこまでどうなっているか10年後にならないと見られない。 (圧力容器の)上と下の温度を計測している。 下の温度が400℃超えたから心配しがた、今は下がっている。 冷却しているから温度が下がって来ている。 原子炉は、コンロに鍋を置いてある状態(と同じである)。 スリーマイルでは底にデブリが溜まっていて、底が抜けおちる寸前だった。 底が抜けると大変な事になる。 沸騰水型格納容器の特徴(Mark-Ⅰ型)について。 特徴は圧力抑制プールがある事。 加圧水型にはそれはなく、大きな容器。 (マークⅠ改良型のパワポで説明) 圧力容器のどこかに穴があいている。 ひとつは水素爆発の影響(が考えられる)。 冷却剤喪失事故の場合、蒸気が発生、荷重がかかると破損する可能性がある。 水素が上部で発見されたという意味(について)は、 (上部に)トップヘッドのフランジ(格納容器の蓋)、 ボルトで止め、ガスケットで止めている。 配管や電気ペネやハッチ等、弱い部分が何カ所がある。 フランジのガスケットは300℃位で漏れ始める。 (ガスケットについて 「フランジ高温リーク試験結果」表にて説明) 電気ケーブルが通る場所がある。 エポキシ樹脂を詰めている。 300℃前後で漏れる。 それらを計算して圧力容器の耐性評価を行う。 温度・圧力の設定について説明。 温度についてデータを出さないので不明だが、圧力について2倍位のオーダーで推移。 それを超えるとベントする事になる(格納容器の破損を防ぐため)。 敷地内での放射線量は決められている。 格納容器といえど僅かに漏れる。 体積0.5%/1日は漏れてもいいという事になっている。 それを満たしていれば運転可能となる。 2号機は格納容器が破損、1,3号でもどうなっているか不明。 運転時とは全く違う状態である事は確かだが、1,3号はダダ漏れではないと推測。 一番心配な事は温度データがない事。 格納容器のひとつの例(画像にて説明)。 内部にスプレーヘッダー、スプレー状に水を吹き冷却するものがついている。 格納容器の下部は台に乗っている。 格納容器入口はハッチになっている。 炉心は長期にわたり露出→損傷。 水位計が正しいか不明(だが)、 正しい場合、相当燃料が大きなダメージ受けている可能性がある。 4号機の事故後の画像(を表示)。 使用済み燃料プールについて。 一端運転終わると原子炉の蓋を開け、水の中に燃料棒を入れた状態で引っ張り出し、 プールに沈める。 やはり水から露出すると燃料は溶けだす。 4号機(の使用済燃料プールは)、 構造物、クレーン等が落ちて損傷しているかもしれず、 露出していると燃料が溶ける可能性も。 またプールに穴があいているかもしれない。 水位維持に大量の水を必要とする。 今回の事故はシビアアクシデント、 設計条件を遥かに超えた危機的状態、過酷事故。 1980年代、シビアアクシデントは日本では存在しないと言いきってきた。 1994年にないとは言えないと方針変更。 (だが)過酷事故は無視しうる程のレアケースと(言われていた)。 想定できない事はないため、自主的に対策をして下さい、という事になった。 過酷事故対策は、消火系からバルブを伸ばしたり等、 あるものを使いまわし代替している。 格納容器は事故があっても放射能を閉じ込める機能。 過酷事故のため、圧力上がるとどこかで逃さないと爆発する。 圧力容器は出すが、格納容器から出すというのは機能と矛盾する。 保安院の発表で、ベントを出すのを平気な顔をしてすると言っているが、 それは全く間違っている。 やってはいけない事をやっているという認識を持ってもらいたい。 スリーマイル島は格納容器があったため、そこで止まった。 チェルノブイリは格納容器が無かったからではなく、爆発すれば格納容器も壊れる。 炉心溶融状態で水蒸気爆発、最悪再臨界は起こしてはならない。 ホウ酸水は再臨界を起こさないために入れる。 ホウ酸は中性子を止めるため。 ありうるかどうか、確率的な問題だが、そういう考えは違う。 1万回に1回だからOKとは言わない。 ロシアンルーレットと同じ。 ベントは格納容器破裂を防ぐため仕方なくバルブを開いて出す。 今行っているベントは放射能を大量に含んだものが排出される。 レアケースのためフィルターがついていない。 ウエットウエルベント、圧力抑制プールを通るから(そう言われる)。 ものによるが放射性物質はかなり取れる。 先日何らかの問題が起こり、ドライウエルベントを行うと(発表した)。 ドライウエルだと大量の放射能が外部に放出(する事)となる。 ドライベントは圧力が落ち着き行われなかった。 燃料が露出すると溶けて溶融物が下に溜まり、底を溶かす(チャイナシンドローム)。 冷やすために水を入れると蒸気爆発起こす事がある。 再臨界の可能性。 また格納容器メルトスルー。 (それらは)冷却できない時の現象。 「3号機の炉心損傷確率」(表をパワポで説明)。 電源喪失、冷却失敗、注水失敗、かなり確率が大きい。 現在それらが多重に発生している。 とてもつもない低い確率と計算していたものが実際に発生。 確実なシステムになっているかどうかが問題。 炉心溶けた場合の「格納容器の条件付破損確率」(パワポで説明)。 (メルトルスーや水蒸気爆発等の確率について) まだ現在安定していない。 安定して冷却する事が必要。 作業者が被曝しながらの作業となる。 データを公表する事が最低限必要。 原因を公表した上で避難を促すのが正しい。 説明なく大丈夫とはおかしい。 <小倉志郎氏による説明> 2号機のプラント全体プローシート図面を表示。 第一の1,2,3,5,6号機の原子炉周りの安全系ポンプ・熱交換器のエンジニアをしていた。 原子炉系・タービン系。 多重に安全守るためのシステムがある。 火力発電ではその必要はない。 原子力の場合は止めた後も冷却し続ける必要がある。 五重の壁とは原子炉について(言われる言葉である)。 燃料プールは原子炉の外にあるため、5重の壁はない。 原子炉内より多くの燃料あるが、壁はない。 (現在)1~4号機、プールが剥き出しになっている。 使用済み燃料プールの正常な時の冷却について。 自然対流、ポンプで循環させ、燃料の冷却をおこなう。 今回電源喪失のため冷却不可能になっている。 外から電源引き、回復できれば冷却できるとの発言している。 残留熱除去系について。 格納容器内をスプレーで冷やす。 それも循環させている。 熱交換器とは、循環させた上で海水で冷却させる仕組みになっている。 海水ポンプは建屋の外にあり、津波で損傷の可能性あり。 電源回復すれば安心という訳にはいかない。 複雑にシステムが絡み合っているため、 長期にわたり原子炉内燃料や燃料プールの冷却が必要になる。 燃料プールの熱交換器は淡水系だが、それを海水で冷やさなくてはならない。 それもポンプを必要とする。 電源回復してもポンプ損傷していれば難しい。 <質疑応答> 質問:黒煙について。 後藤氏:黒煙について調べたら、格納容器に行ってしまうが、 シリコンゴムやエポキシ樹脂が一定温度以上になると黒煙が出る。 ケーブルが高温になっても出る可能性がある。 質問:トレンチ内の水位について。 小倉氏:昨晩、タービン建屋内に100mSvの汚染水があまり、 繋がっている地下のトンネル(トレンチ)にも溜まっている(と発表があった)。 人が通り点検出来る場所。 原子炉から漏れて来ただろうと思うが、 タービン建屋からトレンチに水が回る事は大いにある。 解らないのは、原子炉から格納容器を通り抜けタービン建屋への経路が不明。 汚水をどうするか。 コンクリートの壁には継ぎ目があり、その部分は水が滲みる。 大地震で揺さぶられており、クラックの状態になっている可能性あり、 海に流れ出すかもしれない。 早く除去、安全に保管すべき。 質問:再臨界の可能性はないと考えていいのか。 後藤氏:臨界の話は、炉心が溶融して再臨界か、炉心そのまま臨界かのふたつがある。 専門家の話だと、ほぼないと思うが絶対ないとは言えないと言っていた。 使用済み燃料プールは、ラックに入れ、(燃料)棒(同士)の距離を置いている。 だが、地震等で倒れ燃料が近付くと再臨界起こった可能性ある。 だが、条件が厳しいため再臨界起こったり、止まったりする可能性あり。 質問:シビアアクシデントについて。 元京大原子炉実験所・海老沢氏(突然呼ばれてコメントする事に): PWR(加圧水型)だと格納容器の破裂。 それを防ぐためベントを出来るようにする。 エネルギーは、水素爆発が起こり容器が破損すれば放射能拡散となる。 燃料のジルコニウム被覆管が壊れ、反応し、水素が発生する。 スリーマイル(では)格納容器が非情に頑丈なためどうにかもった。 再臨界に関しては、燃料はアルファ線を出し中性子を沢山だしている。 浜岡への燃料を積んだ車が通る時に(道路で)中性子を測定したが、検出される。 中性子出るからと言って、臨界起こっているとは限らない。 プールの蒸発量について、原子炉停止時は7%位と大きいが急速に下がる。 2週間位で発熱は減少、100万KWの場合、1日200トン蒸発。 4号炉、1400トン、15日に水素爆発、冷却できなくなった(からである)。 5日位立てば、水位低下。 地震時プールの水がかなり外に出ていると思われるため、 原子炉内と同様被覆管温度上がり、110℃以上になると発熱・水素大量発生。 質問:プルトニウム検出について。 海老沢氏:プルトニウム238があるため、明らかに原子炉(から出ている)。 レベル的には核実験とあまり違わないと言われている。 質問:海外サンドフィルターでベント。日本ではなぜないのか。 後藤氏:砂を使った物凄く大きなフィルター、建物が1こ余分出来るようなもの。 欧ではそれを設置している所がある。 日本では無視しうる確率のため作らなかった 技術者同士で隣の炉と融通しようと話していたが、それが機能せず、 ベントという形になり、責任を感じている。 質問:放水されている大量の水の回収について。 小倉氏:出る可能性としては蒸気、サプレッションプールへ。 ウエットベントで外に出るというルート。 格納容器の境界が破れている場合は蒸気がそのまま外へ出て行く。 蒸気として出るか、タービン建屋などに溜まるしか考えられない。 質問:最悪のケースと放射能について。 後藤氏:一番聞かれて困る話。 最近海外のマスコミから取材があり、この話が出る。 今の状態のデータがない。 具体的なケースを出されないと説明が難しい。 シナリオだけの最悪は、炉心が溶け溶融物が下に落ち、 コアコンクリート反応が起こる事。 種々の成分が出て、爆発を起こす。 格納容器は完全に壊れる。 福島は、1機ではなく4機(が不具合を起こしている)。 どれかを対応していると別の所で問題が起こる。 被曝しながら作業している状態。 そのまま爆発が起こる可能性もある。 質問:チェルノブイリのように多くの放射能が出る可能性は。 海老沢氏:具体的にどんな経路で放射能が出るか不明だが、 現場で人が作業できる環境かどうかが問題。 彼らの頑張りが全てを決めている。 2号機タービン建屋だと1000mSV、作業出来ない事になる。 人間がやるしかないので、何とか対策をしていくしかない。 人海戦術でやるしかない。 質問:他国の協力を要請すべきでは。 後藤氏:少なくとも情報を集約し出すのが当たり前。 原子力安全委員会が先日まで出てこないのが驚き。 安全委員会や保安院がきちっとするの事が必要。 (だが)今は責任追及の時ではない。 質問:他の原発も危険。浜岡が次では。危険性は。 後藤氏:津波は想定外と言っているが、地震が心配。 地震の後に解るが、例えば神戸で橋脚が壊れた。 通常の地震はでなく、解析すると波が増幅している。 柏崎でも。 地下に特定の層があり、2倍3倍に増幅された事が判明。 それは設計条件として破綻している。 徹底的にやってもらわないと大変困る。 (柏崎刈羽は)2007年に7機止まり、立ち上がるまでに何年もかかっている。 火力ならとっくに立ちあがっている。 小倉氏:浜岡に限らずどこのプラントでも安全設計は共通。 どこのプラントでも同様の危険性がある。 質疑応答以上。 澤井氏:汚染、耐震、様々な問題があり、世界中から注目されている。 今後も原発の安全性について根本的に見直したいと考えている。 今日配布した資料は(後に)HPにアップ(する)。 原子炉事故は続いているため、いろいろな形で今後も発信していきたい。 Google Video サクリファイス - 犠牲者ー事故処理作業者(リクビダートル)の知られざる現実 日本語ー英語版24分 *動画解説を転載* 1986年4月に旧ソ連で起きた史上最悪のチェルノブイリ原子力発電所事故。百万人の労働者がその事故処理に狩り出された。放射性物質、放射線の危険性を全く知らされずに作業したため、強い放射線を浴び、放射性物質を体の中に取り込んでしまった作業者達。健康を害し、亡くなってゆく彼らに医療は為すすべを知らない。 地震大国日本で同様、あるいはこれ以上の事故が起きないと誰が言えるだろうか?
by Nixe_ll88
| 2011-03-30 14:01
| 政治・反戦
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