カテゴリ
最新の記事
以前の記事
最新のトラックバック
ブログパーツ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年3月7日に、「全国有機農業の集い 神奈川大会」にて、
群馬県前橋市の青山内科小児科医院の青山美子医師が記念講演を行った。 タイトルは、 「農薬と人体被害の実態(1) ネオニコチノイド中毒をご存知ですか?」 である。 この公演の模様が、日本有機農業研究会発行『土と健康』10月号に 掲載された。 私は青山医院に通院した折、好意によりこの会誌を頂いた。 公演内容に関し、特に重要と思える点をピックアップしてみたい。 「」部分は転載 公演の冒頭に、2009年7月30日に放送された『クローズアップ現代』、 「松が危ない -ゆれる松枯れ対策」が上映されたとの事。 参照:自ブログ 「クローズアップ現代 農薬の空中散布レポ1」 「クローズアップ現代 農薬の空中散布レポ2」 「クローズアップ現代 農薬の空中散布 私なりの感想」 日本の農薬使用量は、経済協力機構(OECD)の2002年データでは、 単位面積当たりの使用量はダントツで一位。 日本は今でも世界一を守っている。 『土と健康』p.3 また無人ヘリによる農薬散布状況の日本地図を示す。 群馬県は2006年に有機リン系空中散布を自粛し、 止まっている。 「問題は無人のラジコンヘリです。 これは路地裏まで入りますから。 みなさん、有機農法でいくら頑張ったって、ダメ」 『土と健康』p.3 『土と健康』p.4 人が化学物質を摂取する場合、約8割は空気、すなわち肺からである。 その後、農薬中毒患者のBeforeAfterの画像説明。 「有機リンの慢性中毒は怖いですね。 精神不安、うつ病のような症状の他に、 協調運動障害、つまり、歩いたり、階段を上るのはまだいいのですが、 降りられないんですね。 目、両手両足を無意識に使った自動車の運転などが まったくダメになるんです。」 「群馬県の場合、有機リン系農薬は、 県環境衛生研究所(小澤邦寿所長)が 有機リン系農薬の慢性毒性の共同研究を行い (青山内科小児科医院も協力)、 内外の調査研究成果も踏まえ庁議で意見書を出し、 小寺弘之知事(当時)の英断で、 06年5月に空散中止になりました。」 所が、次世代の更に危険な農薬、 ネオニコチノイド系農薬へ移行していったと語る。 「ネオニコチノイド系農薬のうちのアセタミプリドを、 群馬県の場合は地上散布、 長野県は空中散布をやりだしていたんです。」 既に群馬県では06年までに、松食い虫予防のため(松枯れ対策) アセタミプリドが散布されはじめていた。 「04年から、心電図異常の患者さんがたくさん出たのです。」 地上散布用大型の機械の写真を掲載し、 「地上といっても直径1メートルで、 40メートル吹きあがりますからね。」 それらが市街地の公園で散布されていると指摘。 「こうした地域に住んでいる人は、 有機リン、アセタミプリドの両方にさらされるんですね」と、 異常な症状に苦しむ患者の増加、 県議や知事に訴え、松食い虫防除を08年に全廃する。 だが、同じような症状の患者が来る。 その原因が、「果物」「お茶」であると語る。 8歳男児の症例 胸部苦悶。 検尿したら青酸化合物(SCN)15.8ppm検出(基準値5ppm以下)。 アセタミプリドの代謝産物が青酸化合物である。 母親が健康のために毎日リンゴと梨を1個ずつ食べさせた。 →リンゴ・梨禁止 →約1カ月後正常に。 3歳男児の症例 ブドウ狩り。 「「なんとか狩り」に行き、 そこへ救急車が来たという話をよく聞きます。」 翌日ブドウでジュースを作り飲む 3日後失禁・腹痛・動かない。 6日後ADHD様症状(手がつけられない、暴れる) →果物やジュースを禁止 →3日後症状無くなる 14歳女性の症例 頭痛・肩こり・動悸・短期記憶障害・不眠、 物が2つに見える。 眼科医より紹介。 食事内容を書かせようとしても思い出せない。 成績も最低。 国産果物とお茶を毎日3回摂取。 →果物とお茶禁止 →クラスで一番に。 25歳女性の症例 イチゴ狩り食べ放題。 4日後悪寒・頭痛・集中力低下・めまい・全身脱力・ 筋攣縮・不眠・咳・短期記憶喪失。 そして心電図に異常がみられる患者が増加する。 57歳女性の症例 ダンボール1箱のブドウを贈られ、3日かけて食べる。 歩けなくなり来院(這ってきた)。 心電図に異常あり。 →1年3ケ月後自覚症状軽減。 28歳女性の症例 上記57歳女性の娘。 全身かがむようにして全く歩けない状態。 ブドウを食べた日から会社を休む。 心電図異常と記憶障害・筋肉痛・腹痛・言葉が出てこない。 父親に抱えられて来院。 →1年半後働けるようになる。 62歳男性の症例 毎日濃く入れた緑茶を2杯ずつ朝晩飲み、 リンゴを1個食べる。 めまい・不整脈。 →お茶の禁止 →正常に 71歳女性の症例 リンゴと梨を毎日食べさせていた8歳男児の祖母。 孫の病気の後、30何日間いちごを毎日食べた。 全然歩けず、心電図めちゃくちゃ、脈拍181. →いちごの禁止 →正常に 環境が原因のケース。 39歳女性の症例 果物類は全く食べていない。 「自覚症状がすごくて、 寝ていてパジャマの上から心臓がドキドキするのが見え、 夜は頭が振れているのがわかって、 怖くて家にいられない。」 梨畑の中の一軒家。 →実家に帰す →ほぼ正常 シックハウス症候群だった女性 高価な横浜の建売住宅、 家の寝室の壁紙の下に、 ネオニコチノイド系農薬クロチアニジンが塗ってあった。 ピアニストだが、ピアノが弾けなくなり、楽譜が読めなくなった。 →北海道の実家へ帰す →ほぼ正常 記念公演「農薬と人体被害の実態(1)ネオニコチノイド中毒をご存知ですか?」 メモ2
by Nixe_ll88
| 2010-11-26 17:56
| シックハウス・化学物質過敏症
|
ファン申請 |
||