カテゴリ
最新の記事
以前の記事
最新のトラックバック
ブログパーツ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
昨日たまたま新前橋へ行き、教えてもらいました。
今週号の「スピリッツ」の『美味しんぼ』に、 主治医が登場されています。 ただ、作画が「おいおい!」な残念な絵に・・・ もっとかわいらしい先生なんです。 それはいいとして。 その号の後半から、ネオニコチノイドの解説が詳細にされています。 まず黒田洋一郎氏。 ちょっとTwitterに転載した部分をここに更に転載します。 「脳に対する影響、取り分け子供の脳に対する影響が問題です」「ネオニコチノイドは、その受け取る側の細胞の受容体と結合し、神経細胞を興奮させ、正常な情報伝達を阻害し、中枢神経をくるわされて虫は死ぬ」「昆虫のようにすぐ死なないまでも・・さまざまな毒性をしめすことがあるのです」 「今、ニコチンは、胎児小児の脳の正常な発達を阻害することがわかってきました。受動喫煙によっても小児は影響を受ける」「ネオニコチノイドの分子構造と、ニコチンの分子構造を比較してください」「ニコチンと構造がよく似ているから、ネオニコチノイドと言うのです」 「それなのに、子供の脳に対するネオニコチノイドの毒性試験は、農薬会社も政府機関もきちんと行っていない」 黒田洋一郎氏のマンガでの箇所では、 神経細胞の仕組みを詳しく図解しています。 また、「ネオニコチノイドの哺乳類ニコチン性受容体との反応」表を掲載。 アセタミプリドで、ほ乳類が虫の受容体結合率の84分の1としつつ、 イコール毒性でない事を語っています。 そして、ニコチンの小児に与える病気の表を掲載、 更にニコチンとネオニコチノイド系農薬の構造の類似性を示しています。 ここまで詳細に語られているのに、大変驚きました。 次に、臨床医の立場として、主治医の登場となります。 次に「青山内科小児科医院」の青山美子先生のお話を伺いました。 とのセリフに続いて登場です。 これも昨夜の自分のTweetより。 青山医師「心臓の不整脈、体中が痛い、だるい、物忘れをする、動悸がする・・・」「・・化学物質過敏症は簡単に治らないけれど、うちに来るこういう患者のほとんどは、すぐ治ります」「ネオニコチノイドを含むものを、いっさい禁ずるだけです」 青山医師「不整脈も皮膚疾患も、国産の果物類と、緑茶、ウーロン茶をいっさいやめさせて、グルクロン酸とグルタチオンを与える治療で症状は改善します」 注)グルクロン酸は毒物と結合し体外に排出、グルタチオンは蛇毒などの解毒剤。正確にはグルクロン酸を誘発するグロンサンを処方。 青山医師「私と東京女子医大東医療センターの平久美子医師だけ。だから前橋の私の病院に、遠くから患者がやって来るのよ」「一度、議員の力を借りて、厚生労働省の部長以下15人に会いに行きました。「・・・でも、持っていった心電図などの資料を見ようともせず、せせら笑うだけ」 青山医師「早く手を打たないと、日本は駄目になる。年寄りの私がどうしてこんなにがんばらなければならないの!」 他にも、ネオニコチノイド中毒になると免疫力が低下、 皮膚疾患になると説明。 また、実際に父親に抱かれて運び込まれた子供の症例をあげています。 心電図の異常を示す画面。 いちごを食べた後意識朦朧状態で運ばれたが、 下剤を飲ませてそのいちごを排泄させ、 解毒剤を服用させたら、翌日には自分で歩いて通院してきたと。 また、ネオニコチノイドの日本と米とEUの残留農薬基準値の表を掲載。 リンゴはEUの20倍、お茶が300倍というあり得ない数字。 原作者である雁屋哲氏が昨年暮れに取材で主治医の元を訪れたとブログで書かれていたが、 ここまで詳しい内容が、マンガとは言え掲載された事に驚きを禁じえません。 私は主治医よりマンガのコピーを読ませてもらいましたが、 帰宅途中に本屋に寄り購入しました。 立ち読みでもいいので(本当は買って欲しい!) 必読である事は間違いありません。 次号が24日発売のため、要注意。 ただ雑誌の印刷臭にかなり心身が障害を起こしています・・・ 黒田洋一郎氏の興味深い論文を発見しましたので以下にLinkを貼っておきます。 「内分泌かく乱物質の脳神経系機能発達への影響と毒性メカニズム」
by Nixe_ll88
| 2010-05-22 16:07
| シックハウス・化学物質過敏症
|
ファン申請 |
||